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東京都の歴史

<武蔵国~江戸>

現代の東京都の領域は、古代の武蔵国多麻郡、荏原郡、豊島郡と足
立郡の一部及び下総国葛飾郡の一部に相当する。


近世初期に隅田川から利根川(現代の江戸川下流)の間が武蔵国葛
飾郡として編入された。


武蔵国は現代の東京都だけでなく、埼玉県全域と神奈川県東北部を
含む大国であるが、国府と国分寺はそれぞれ現在の東京都府中市と
国分寺市にあった。


古代の武蔵国は東山道に属していたが、771年に東海道所属に変更
された。


延喜式神名帳には足立郡に氷川神社(名神大社)、多磨郡に小野神
社(一ノ宮)、阿伎留神社、青渭神社等が見えるが、後世武蔵国総
社とされた大国御魂神社や東京の神社として著名な神田明神、日枝
神社の名は見えない。


かなり古い時代から渡来人が住んでいたようで、亀塚古墳のある狛
江郷(現・狛江市周辺)は高句麗に由来するとされ、他にも渡来人
に纏わる伝承は多い。


武蔵野の開発は渡来人の灌漑技術による所が大きいとされる。


中世には武蔵七党と呼ばれる武士団が興り、関東に進出した畿内(
関西)の河内源氏の家人となった。


源平合戦では豊島氏、足立氏、葛西氏らが活躍している。12世紀に
は豊島郡江戸郷の名が見え、この地を本拠とする江戸氏も興った。


14世紀には新田義貞が鎌倉幕府軍を破った分倍河原の戦いが名高い。


戦国時代には扇ヶ谷上杉氏の家宰であった太田氏が台頭し、江戸城
を築いた太田道灌が武蔵の掌握に力を注いだが暗殺され、小田原城
を拠点とする後北条氏が武蔵に進出する。


北条氏政の弟・北条氏照は八王子城を築き西方の甲斐国の武田氏に
備えた。


その北条氏も豊臣秀吉の小田原攻めによって滅び、三河国の徳川家
康が関東に転封、江戸城に入る。


やがて関ヶ原の戦いに勝利した家康は江戸に幕府を開き、ここに首
都は京都ながら江戸は日本の行政所在地となる。(江戸時代)


<東京>

1867年徳川慶喜が大政奉還を行うと、翌年江戸は東亰(後に東京)
と改称され、1869年明治天皇が皇居(旧・江戸城)に入ると、名実
共に近代日本の首都となった(首都を京都から東京へ移す遷都令は
無く、東京を首都とする法的根拠も無い、という意見もある)。


全国から新政府に仕える人々が集まり、多くは皇居周辺(後世の山
手線内側)に住んだ。


これが山の手族の起源である。また築地には外国人居留地が設けら
れ、銀座には西洋風のレンガ街が作られて文明開化が進んだ。


大正期に入ると東京市への人口流入は更に進み、1920年の人口は
370万人になったが、1923年関東大震災に襲われ、特に下町が大打
撃を受け、一時、大阪市の人口が東京市を抜く。


その後、第二次世界大戦末期の東京大空襲によって市街地の大半が
焼け野原となった。


しかし東京オリンピックによって戦後復興は終わりを告げ、東京は
高度経済成長のなかで新しい日本の政治・経済の中心として大発展
を遂げる。


1980年代後半にはバブル景気によって異常な地価高騰に見舞われた。
1991年には新宿に都庁新庁舎が完成し、東京の新たな象徴となった。


その後はバブル崩壊が進み経済は低迷。 しかし、1999年の石原慎
太郎都政発足以降、品川、丸の内、汐留及び臨海地区等の再開発が
目覚しく、知事の東京至上構想や、I LOVE NEW TOKYO計画立ち上げ
等、超過密都市でありながら尚も活発な経済活動を示唆している。




東京都年表<古代>

771年 武蔵国、東山道から東海道に転属

939年 平将門の乱(~940年)



東京都年表<中世>

1333年 新田義貞、分倍河原・関戸で鎌倉幕府軍を破る

1416年 上杉禅秀の乱

1457年 この頃、太田道灌江戸城を築く

1486年 太田道灌、相模の上杉定正の館で暗殺される

1524年 北条氏綱、江戸城に入城

1582年 この頃、北条氏照が八王子城を本格築城

1590年 豊臣軍の前に江戸城開城、八王子城落城。徳川家康、関東入部。




東京都年表<江戸時代>

1603年 徳川家康、征夷大将軍に任じられ、江戸開府。

1635年 武家諸法度、参勤交代の制を定める。

1651年 由比正雪の乱。

1657年 江戸大火。吉原遊郭、浅草に移転(新吉原)。

1702年 赤穂浪士、吉良邸討ち入り。

1707年 富士宝永山噴火、江戸にも降灰。 

1714年 絵島生島事件。

1723年 火の見櫓設置を指示。

1727年 武蔵野新田開発。

1783年 浅間山噴火、江戸にも灰が降る。

1791年 男女混浴禁止令。

1805年 関東取締出役設置。

1836年 江戸名所図会刊行完了。

1839年 蛮社の獄。

1840年 遠山景元、町奉行となる。

1855年 江戸大地震。

1860年 桜田門外の変。

1866年 江戸各所で打ち壊し。

1867年 大政奉還。

1868年 彰義隊の変(5月) / 江戸を東京と改称(7月) /
    明治改元(9月) / 明治天皇、東京に行幸
    江戸城を東京城に改称(10月)。




東京都年表<近代以降>

1869年(明治2年)明治天皇再び東京に行幸、東京城を皇城と改称。築地外国人居留地設置。

1871年(明治4年)廃藩置県、東京府設置。

1874年(明治7年)東京警視廳設置。

1878年(明治11年)竹橋事件。

1882年(明治15年)上野動物園完成。

1888年(明治21年)皇城を宮城(きゅうじょう)に改称。

1889年(明治22年)市制・町村制施行され、東京市誕生。

1898年(明治31年)淀橋浄水工場(淀橋浄水場)通水。

1899年(明治32年)築地居留地廃止。

1902年(明治35年)神田上水及び玉川上水廃止。

1905年(明治38年)日比谷焼打事件。

1912年(大正元年)大正と改元。

1918年(大正7年)玉川水道株式会社、玉川浄水場通水。

1920年(大正9年)豊多摩郡内藤新宿町を東京市に編入。

1922年(大正11年)三河島汚水処分場(三河島水再生センター)が運転開始

1923年(大正12年)渋谷町水道、砧下浄水場通水(5月) / 関東大震災(9月)。

1924年(大正13年)第一水道拡張事業完了。村山上貯水池(多摩湖)完成。境浄水場通水。

1925年(大正14年)江戸川上水町村組合、金町浄水場通水。

1926年(昭和元年)昭和と改元。

1927年(昭和2年)村山下貯水池(多摩湖)完成。

1927年(昭和2年)東京地下鉄道(現・東京地下鉄銀座線・上野~浅草間)開通 / 大正天皇陵(多摩御陵)造営(東京府八王子市)。
1928年(昭和3年)荒玉水道町村組合、砧上浄水場通水。

1930年(昭和5年)砂町汚水処分場(砂町水再生センター)が運転開始。

1930年(昭和5年)矢口水道株式会社、矢口浄水場通水。

1931年(昭和6年)羽田飛行場(現在の東京国際空港・羽田空港)がオープン。

1931年(昭和6年)芝浦汚水処分場(芝浦水再生センター)が運転開始。

1932年(昭和7年)井萩町水道、杉並浄水場通水。

1932年(昭和7年)日本水道株式会社、狛江浄水場通水。町営及び町村組合の10水道事業を合併。

1932年(昭和7年)豊多摩郡・北豊島郡・荏原郡・南足立郡・南葛飾郡の計82町村を東京市に編入、東京市は35区となる。

1934年(昭和9年)山口貯水池(狭山湖)完成。

1936年(昭和11年)国会議事堂落成 / 北多摩郡砧村・千歳村を東京市に編入。

1937年(昭和12年)後楽園球場完成。

1938年(昭和13年)東京高速鉄道(現・東京地下鉄銀座線・渋谷駅~虎ノ門駅間)開通。

1941年(昭和16年)陸上交通事業調整法に基づく戦時統制。東京地下鉄道と東京高速鉄道、帝都高速度交通営団へ統合。

1942年(昭和17年)東京初空襲(ドーリットル空襲)。

1943年(昭和18年)東京都成立。

1945年(昭和20年)東京大空襲(3月) / 連合国軍進駐(9月)。

1947年(昭和22年)区部が35区から23区に再編され特別区となる。
1948年(昭和23年)宮城を皇居と改称。

1954年(昭和29年)営団地下鉄丸ノ内線開業。

1957年(昭和32年)小河内貯水池(奥多摩湖)竣工式。

1958年(昭和33年)東京タワー完成 / 多摩動物公園開園。

1959年(昭和34年)東京モノレール開業。

1960年(昭和35年)都営地下鉄浅草線開業。

1960年(昭和35年)東村山浄水場通水。

1961年(昭和36年)営団地下鉄日比谷線開業。

1962年(昭和37年)東京都水道局から東京都下水道局が独立。みやぎ水再生センターが運転開始。

1964年(昭和39年)落合水再生センターが運転開始。世界初の上部公園開放。

1964年(昭和39年)東海道新幹線開通(10月1日) / 東京オリンピック(10月10日~24日)。

1965年(昭和40年)淀橋浄水場廃止、66年3ヶ月の歴史を閉じる。

1965年(昭和40年)読売ジャイアンツ、セントラルリーグ9連覇開始。

1966年(昭和41年)営団地下鉄東西線開業。

1967年(昭和42年)美濃部亮吉都知事当選(美濃部革新時代始まる)。

1967年(昭和42年)森ヶ崎水再生センターが運転開始。

1968年(昭和43年)小笠原諸島返還、三億円事件(府中市)。

1968年(昭和43年)都営地下鉄三田線開業。

1969年(昭和44年)営団地下鉄千代田線開業。

1970年(昭和45年)三島由紀夫決起事件。

1970年(昭和45年)小作浄水場通水。

1973年(昭和48年)巨人、リーグ9連覇(V9)達成。

1974年(昭和49年)三菱重工ビル爆破事件。営団地下鉄有楽町線開業

1974年(昭和49年)新河岸水再生センターが運転開始。

1975年(昭和50年)三園浄水場通水。

1977年(昭和52年)立川基地全面返還(立川市)。

1977年(昭和52年)小菅水再生センターが運転開始。

1978年(昭和53年)新東京国際空港(現成田国際空港)開港、東京国際空港(羽田空港)は実質国内線専用に。

1978年(昭和53年)営団地下鉄半蔵門線開業。都営地下鉄新宿線開業。

1979年(昭和54年)鈴木俊一都知事当選(以降95年まで4期16年)。

1981年(昭和56年)葛西水再生センターが運転開始。

1982年(昭和57年)明治神宮球場、球場大改修化完了。

1984年(昭和59年)中川水再生センターが運転開始。

1985年(昭和60年)三郷浄水場通水。

1985年(昭和60年)第1回パンパシフィック水泳選手権開催。

1986年(昭和61年)地価急騰、狂乱地価。

1987年(昭和62年)国鉄分割民営化。JR東日本が経営を引き継ぐ。
東海道新幹線の東京駅はJR東海が管轄。

1988年(昭和63年)東京ドーム完成。

1989年(平成元年)平成と改元。葛西臨海水族園開業。 / 昭和天皇陵(武蔵陵墓地)造営(八王子市)。

1991年(平成3年)東京の電話局番4桁になる(1月) / 新宿に東京都庁舎(東京都庁新庁舎)完成(3月)

1991年(平成3年)営団地下鉄南北線開業。

1993年(平成5年)東京湾連絡橋レインボーブリッジ完成。

1994年(平成6年)営団地下鉄有楽町線新線開業。

1995年(平成7年)地下鉄サリン事件(3月) /青島幸男都知事初当選(5月) / 中野水再生センターが運転開始(7月) / 有明水再生センターが運転開始(9月) / 東京メトロポリタンテレビジョン(MXテレビ)開局(11月)。

1996年(平成8年)東京臨海高速鉄道臨海副都心線開業

1998年(平成10年)多摩都市モノレール開業 / 山一證券倒産。

1999年(平成11年)石原慎太郎都知事初当選(2003年に再選)。

2000年(平成12年)東京ドームの敷地に東京ドームホテルが開業。

2000年(平成12年)都営地下鉄大江戸線開業。

2001年(平成13年)浮間水再生センターが運転開始

2003年(平成15年)後楽園ゆうえんち、東京ドームシティアトラク
ションズに名称変更。ドームシティ敷地内にラクーア完成。東海道新幹線の品川駅が開業。これにより在来線はJR東日本、新幹線はJR東海の管轄となる。

2003年(平成15年) 六本木ヒルズ完成。

2003年(平成15年) 汐留シオサイト完成。 

2004年(平成16年)帝都高速度交通営団民営化。東京地下鉄株式会社となる。