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東京都概要

日本の政治、行政、経済の中心。


1943年に東京都制(昭和18年法律第89号)が施行され 、東京府と
東京市を統合した形で成立した。


その後、地方自治法が施行された為に東京都制は廃止されたが、「
東京都」の名称は引き継がれ、現在に至っている。


東京都は府県相当の機能と、23の特別区(東京23区)の区域におけ
る市としての機能とを併せ持つ、広域的地方公共団体である。日本
の都道府県の中で人口が一番多い。


東京都を中心とした東京大都市圏は、世界で最も巨大な都市である。


なお、旧"東京市"に該当する現東京23区を都内、それ以外の市町村
を都下と表現する事があるが、例えば県内と県下が同じ意味である
事を考えると、おかしな表現である。


また、市町村の住民には「都下」という表現を嫌う傾向がある。


都庁の所在地は長年千代田区にあったが、1991年に新宿区に移転した。


この新宿副都心に完成した新都庁は展望台も設置された観光名所と
しても知られ、文化放送(同区)もサテライトスタジオが開設され
たほどである。


都庁所在地は新宿区であるが、東京23特別区の総称としての都市名
で、東京とされる場合もある(都の見解では新宿区とされる)。




東京都地理

関東平野に位置し、東京湾に面している。


東京都の行政区には、他に小笠原諸島と伊豆諸島を含む。


日本の最南端(沖ノ鳥島)、及び最東端(南鳥島)を持つ。


地域としては特別区(23区)と多摩地域(三多摩)及び島嶼部(伊
豆諸島・小笠原諸島)に分けられる。




東京都特別区(23区)

東部には隅田川、荒川、江戸川等の流域に低地が広がっている。


西側から武蔵野台地の末端部である幾つもの舌状台地が伸びており、
山の手と呼ばれる。


南部の多摩川沿いの地域には低地が続いている。


臨海部には埋立地が続いている。


皇居(元・江戸城)を基準として、城北、城東、城南、城西という
呼び方をすることがある。




東京都多摩地域

多摩川沿いの低地を中心として北側には武蔵野台地、南側には多摩
丘陵が広がる。


多摩西部(西多摩地域)には関東山地に含まれる山地がある。


かつて北多摩郡、西多摩郡、南多摩郡であったため、三多摩地域と
も呼ばれる。


現在は西多摩郡のみ残っているため、多摩地域と呼ばれることが多い。




東京都経済

江戸時代の江戸は幕府や諸大名の屋敷が置かれ、人口100万人を超
えていたと推定され、国内最大の消費地であった。


しかし「日本の富の7分は大坂に」と言われるように経済の中心地
は大坂であり、今日のように東京が経済の中心地となったのは、戦
後の昭和30年以降である。


明治政府は、欧米諸国への追い上げの為東京への一極集中を進め、
その流れは太平洋戦争後も引き継がれた。


高度経済成長期にはこの流れが加速され、バブル経済期に最高潮に
達した。


その結果、国内総生産における東京都が占める割合は16%程度とな
り、全国の証券取引所における証券取引の約8割が東京証券取引所
を占める等、日本経済において東京は圧倒的な地位を占めるように
なった。


近年では、過度の集中に対する反省から、国会で首都機能移転が議
論されており、一時期は省庁の一部が移転したり、本社機能を東京
から移転する企業も出てくる等、経済における東京の一極集中を是
正しようとする動きが見られた。


しかし、首都機能移転の議論も実質的に中断しており、最近では千
代田区や港区など都心部の再開発が行われるなど、再び都心回帰の
傾向が見られる。


この現状に対し、東京で地震などの災害が発生した場合、日本経済
が大打撃を被る可能性があり、東南海地震が近い将来起きることが
予想されていることから、東京への一極集中に対し懸念の声が高ま
っている。


東京証券取引所また、最近では臨海副都心開発における、東京テレ
ポートセンター、東京臨海副都心建設、竹芝地域開発、東京ファッ
ションタウン、タイム二十四の臨海関連第三セクター5社が相次い
で経営破綻する等の、所謂5T問題(三セク5社の頭文字から)があ
り、他にも国際貿易センター、東京臨海高速鉄道、東京都地下鉄建
設、多摩ニュータウン開発センター等の三セクの深刻な財政問題が
あるが、報道機関は大阪の三セク問題ばかりを取り上げ、東京の三
セク問題は一切取り上げない為、一般にはあまり認知されていない。


財政状況は、景気の回復による都税収入の増加と、石原都政下での
緊縮財政で、2000年前後の最悪の水準から大幅に回復し、一般会計
が他の会計から借り入れる「隠れ借金」も2006年度で完済する目処
が立った。


起債依存度は全国の自治体で最低の5.8%と財政の健全化が進んでいる。


一方では特別会計や監理団体なども含めた東京都の連結での負債(
[1]の23ページ目)は、平成16年度末に16兆9,508億円、都民一人あ
たりの負債額は約135万円と共に全国最多であり、特別会計や監理
団体の財政は依然厳しい。


また、都内で生活保護を受けている世帯は、平成17年4月現在、
140,848世帯で、生活保護を受けている人数は、187,773人にも上る
など、色々と大きな問題も抱えている。


都内総生産(名目)は84兆7628億円(2001年(平成13年)度、東京
都)で、日本の国内総生産の16.9%(2001年(平成13年)度、東京
都)を占めている。


この比率は最近10年間において殆ど変わっていない。


国内経済の低迷に伴い、都内経済も低迷傾向にあるが、国内景気ほ
ど落ち込んではおらず、今後は国内経済の回復に伴って都内経済も
回復すると見込まれている。


東京は世界第2位経済大国の中心として、未だに世界経済でも大き
な地位を占め、東京証券取引所はニューヨーク証券取引所、ロンド
ン証券取引所と並ぶ重要性を持っている。